まわりの目を気にしながら大人になった私[STORY1]

エミチカストーリー
エミチカストーリー

こんにちは、えみちかです。

このブログの読者のみなさんは、
私のどんな事をご存知でしょうか?

 

 

50代過ぎて起業したこと
化粧品会社の社長であること
私がモナコ在住であること

このあたりをご存知の方は、
何とも「アクティブ」な女性・・

そんな印象を持たれているかもしれませんね。

 

でも実は、
この姿は「この10年ほど」の姿・・

そこまでの私は、
子どもの頃から長い間「〇〇らしく」いることが
私のアイデンティティでした。

 

子どもの頃は「実家のお嬢さん」らしく
家庭に入ってからは「江見家の嫁」らしく
そして妻となり母となってからは「良妻賢母」らしく

(今の私しかご存知ない方にとっては、少し意外でしょ?)

だからこそ、当時の「反動」で 今があるのかもしれません。

 

今日の「EMICHIKA STORY」1話目は、
私の幼少~大人になるまで、
私が今なぜ女性向けのビジネスをしているのか、
そのルーツともいえるべき時代についてお話しますね。

前回の記事はこちら
[STORY0]初めて「私」を語ろうと思います。

・・

私の生まれは三重県四日市市。
祖母と父が会社経営をしている姿を見ながら育ちました。

仕事柄、常に人の出入りがとても多い家庭で、
事業をともにする親族、従業員などに囲まれ
過ごしました。

そのため、
「まわりの目を気にしなさい」
「〇〇家のお嬢さんらしく」と
この家の者らしい立ち振る舞いを
常に求められたようにも思います。

 

また、当時の私はおばあちゃん子。

父方の祖母は、明治35年生まれで、当時に
珍しく高等女子師範(教育大学の前身です)まで
卒業した女性でした。

卒業生の中には、
女性の地位向上のために活躍した方もいて、
影響を受けた祖母は女だから・・
なんて言い訳は一切なく、

前向きでサバサバした性格、
そんな祖母の生き様が幼いながらに、
とても大好きでした。

 

そんな祖母のもと、
多くの方が商売やその他の相談に
たくさん訪れるわが家、とにかく、
子どもの時からビジネスが身近にありました。

 

今の言葉でいうと、
ビジネスコンサルというのかしら。

 

近所の八百屋さんから
ビジネスを大きくされたい方までもが相談にいらっしゃる様を、
「子どもは出てくるんじゃない」
と大人に叱られながら、
ドアの陰からこっそり見ていたことを思い出します。

 

 

昭和30年代、バス10台をチャーターして
お世話になった方向けの温泉ツアーを組むなど
一歩先行く企画などをしていたわが家、

そんな斬新な発想を求めて、
みなさん 相談に来られていたのかもしれませんね。

 

とにかく祖母のあり方、
そして身近にあったビジネスの温度感を
生活の中でリアルに感じる幼少期を過ごしました。

恐らくここが、
私がビジネスを自らやろうと思った
本当に最初の原点なのだと思います。

 

一方・・・

 

祖母の生き様に共感し尊敬した私は、
その反動からか、母とは上手に
関係を築けずに大人になりました。

そして、私が高校生の時、
父が亡くなるのです。

父中心で回っていた事業は、
一時は大きく傾きかけました。

 

しかし、 長年商売という華やかな世界に身を置き、
まわりにどうみられるかを大事にしていた私たちは、
たとえ状況が変わっても、

何一つ変わらぬ顔をしてまわりの方と
接することを余儀なくされました。

 

特に母は、
たとえ父がいなくたって、わが家は大丈夫。
そうやって弱みを、決して近所の方にも
見せることなく、気丈に振る舞うことで
「妻や商家の嫁としてのアイデンティティ」
を保っていたようにも思います。

 

そんな家庭環境で育った私。

 

一目を気にするあまり、
本音を長らく言えずにいました。

 

家庭は、温かい家族の場というより、
経営・商売の場でした。

そのため、 家庭の中で自分の居場所をどこに置いて
いいか分からぬまま
大人になったような気もします。

そのため、
普通にただいまと言うと、
お帰りと答えてくれる家庭。
家族だけで普通にご飯が食べられる家庭。

 

これらへの憧れが日に日に強くなりました。

 

そして、さらに父亡き後に感じていた、
父親がいないハンデ感も重なります。

そのため、
「早く結婚したい」
「家庭さえ作れば」
そうすれば幸せが掴めると、
結婚を夢見るようになります。

 

ちなみに、その数十年後・・

 

大人になり結婚した私は、夫の急逝により
当時の母と全く同じ思いをするとは、
夢にも思いませんでした。

人生って本当に不思議なものです。

 

さて、次回STORY2は結婚に夢を見た私が
手に入れた結婚の先についてお話しますね。

 

ぜひLINE@で
ご感想などを寄せていただけると、
とっても励みになります。

もちろん、ご質問も大歓迎ですよ。

 

concept

emichikaが運営するメディア「emichika.style」は、
いくつになっても
誇らしく美しく生まれ変わりたいと考える
女性のためのメディアです。
emichikaのストーリーや取り組み、
思考や流儀、ライフスタイル
すべてをお届けしております。