手放したことで見えたもの、次のステージへ[STORY10]

エミチカストーリー
エミチカストーリー

こんにちは、えみちかです。

 

家族との別れ、そして私自身の病気、
それらは、今までどおりの生き方でない
新しい生き方をすべきだと私に「示唆」してくれました。

 

 

私は、顔も体つきも価値観もすべて手放すことで、
本当に私の手元に残ったもの、あるものに
意識を注ぐことになったのです。

 

それは、日々の生活で見える身近な景色、
生きているという感覚、そしてこれまで
お世話になってきた方への感謝の思いでした。

 

 

外側に見えるものを手放したら、
私が長い間、心に抱いていた
たくさんの執着も手放すことができました。

それは今、「目の前にある幸せの実感力」が
高まったということでした。

 

つまり、私自身の価値観に
大きなパラダイムシフトが起こったのです。

 

 

さらに、移住先のモナコという土地は、
その私の実感力をさらに高めてくれました。

 

モナコという土地の美しさ
モナコに住む人々の本当の豊かさ

そこには、私の知りたいもの、見たいもの、
体験したいものがたくさんありました。

 

フランス語がそんなには話せない私、
60歳を手前に踏み切った単身での海外生活、
以前の私なら、出来ないことは恥ずかしいと
一歩が踏み出せなかったかもしれません。

 

でも、今の私は違います。
フランス語があまり上手に話せない

「弱みさえも強み」にして、

身振り手振りで、欲しいものは欲しい、
行きたいとこには行きたいと伝えます。

 

 

すると、現地の方は私のリクエストを
叶えてくれるのです。

まわりの目を過剰に気にすることなく、
私の思考も、行動もどんどん
シンプルになっていきました。

 

そして気付くのです。

ビジネスを動かしても動かしても
見つけられなかった幸せはここにあったのだと。

 

今なら分かります。

 

 

ビジネスというのは闇雲に
大きくしていけばいいわけではありません。

他人の目をただ気にして、
大きくしていくのは決して正解ではないのです。

 

「1人の手に乗るだけで十分」

目の前のビジネスにおいて、
時間と経済の余裕をどれだけ感じられるか
その質がとっても大事なのです。

そして、同じくらいに大事なのが、
その目の前の幸せを感じられる心が
きちんと整っているかどうかなのです。

 

私はこの病と会ったことで、
本当に大きく価値観が変わりました。

出会わなければ、まだ今もあの
働き方を続けていたのかもしれません。

 

人生というのは、
時に嵐のように吹き荒れることもあります。

でも、そこから
あらゆる学びのヒントをくれるものなのです。

嵐の中でただ切羽詰まった自分でいるのか、
その嵐さえも楽しめる自分でいるのか、
それは私次第で決められるのです。

 

 

今、私は身も心も軽くなり人生で一番幸せです。

日本から遠く離れた場所で、
23期目を迎える会社は
モナコにいながらもきちんと回っています。

 

「人生で初めて、遊ぶように仕事をしている」

 

こうやって自分が満たされ始めたとき、
私の経験が次へと続く妹たちのためになればと、
もっと人に伝えたい、その思いが私の中で
止まらなくなったのです。

 

ここまでお付き合いいただいたみなさんには、
本当に感謝の思いでいっぱいです。

いよいよEMICHIKAストーリー、
次回がラストとなります。

 

 

concept

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