仕事に夢中になることで生まれた罪悪感[STORY7]

エミチカストーリー
エミチカストーリー

こんにちは、えみちかです。

 

前回のSTORYには、
たくさんの共感の声をいただきました。

本当にそうですよね、数字や肩書き。
そうやって目に見え、
誰にでも分かりやすいものに、
私たちはとにかく飛びつき、
自分の人生を 左右されがちなのです。

 

もちろん、それもとっても大事です。
だけど、「目に見えないもの」 にこそ
もっと大事なものがある。

 

そのバランス感というのかしら、
これは、私がこの年齢になって、
モナコという土地でのんびりと生活しながら、
今、日々実感していることです。

 

 

それは、
あの時のようにただがむしゃらに
働いているだけでは、気付かなかったこと。

人生の最大の学びは、とても皮肉なことに
人生最大の「苦難」が運んでくれました。

 

それでは、今日のEMICHIKA STORYです。

 

_____

 

海外展開も順調。

マレーシアやインドネシアにも商圏を
広げていこうとした矢先の2017年、
辛く悲しい出来事が立て続けに起こります。

がむしゃらに海外進出を狙っていた私、
実はその時期は、義母の
介護のピークとも重なっていた頃でした。

 

 

24時間介護ケアの施設に入っている義母。

とはいえ、通常時間外の連絡や
何かあったときの命に係わる判断は
夫亡き後、すべて嫁である私の肩に
のしかかります。

ビジネスで東京や海外を頻繁に行き来する私を、
介護ケア施設からの電話が追い立て、
私の中を複雑な思いが交錯します。

 

 

私はこうやって世界を股にかけ
ビジネスをしている身だという「自負」と、
老いて先もそう長くない義母を
仕事を言い訳に満足にケアできぬ「罪悪感」、

何度も引き裂かれる思いをしました。

 

私は老いていく義母の姿を見ながら、
子育てを頑張ってきた一人の女性の
人生の終わりを何度も感じました。

人生って何だろう、命って何だろう。

 

家族に全てを捧げて、
どこにも働きにいかず、
ただただ良妻賢母をつとめた義母。

その彼女の命の終わりに、
満足に向き合ってあげられていない自分を
責めたのも一度や二度ではありません。

 

状況は全く違いますが、
子育てをしながら働いているママ達も
どこか同じかもしれませんね。

介護と子育てと事情は違うけれども、
向き合うのは「大切な命」です。

仕事を理由に、子育てに 100%向き合えないことを
罰が当たるのではと罪悪感に
ママが苛まれてしまうのも
当然のことだと思います。

私もそうでしたから・・・

 

心の中はそんな悲しみでいっぱい、
でもその思いを器用に表現できず
毎日を気張って頑張る不器用な私でしたが、

息子の「お母さんは精一杯やってるよ」
そんな一言で時に救われたりもしました。

 

その後、 義母と兄の急な別れで
私の人生はさらに急展開を迎えるわけです。

 

次回STORY8に続きますね。

 

現在配信しているSTORYはこちら
[STORY0] 初めて「私」を語ろうと思います。
[STORY1] まわりの目を気にしながら大人になった私
[STORY2] 初めての経験、自分の力で何とかする!
[STORY3] 人生で成し遂げたかったこと、50過ぎての一念発起
[STORY4] 仕事が与えてくれた、自分の人生を生きている実感
[STORY5] 私を経営者にしてくれた、あの約束
[STORY6] 誰にも明かすことのなかった裏側の私

 

皆さんがどんなところに気づき、
またどんな言葉が引っかかったのか
ぜひシェアしてくれると嬉しいです。

ぜひLINE@までメッセージお待ちしております。

 

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